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名古屋・愛知でAI導入に使える補助金まとめ|2026年度の申請の進め方

公開:2026/06/27読了目安 約8分執筆:株式会社UniGain
名古屋・愛知でAI導入に使える補助金まとめ|2026年度の申請の進め方のイメージ

名古屋・愛知でAIを導入したい中小企業にとって、補助金は初期費用の負担を大きく軽くする心強い味方です。ただ、国・愛知県・名古屋市で制度が分かれ、対象になる費用やスケジュールも年度で変わるため、どれを使えるのか分かりにくいのが実情です。この記事では、2026年度に名古屋・愛知の中小企業がAI導入に使える主な補助金と、対象になる費用・ならない費用、申請を採択につなげる進め方を、最新の事実にもとづいて整理します。

名古屋・愛知でAI導入に使える補助金の全体像

AI導入に使える補助金は、大きく国の制度・愛知県の制度・名古屋市の制度の三層に分かれます。まず代表的なのが国の『デジタル化・AI導入補助金』(2026年度に旧IT導入補助金から名称変更)で、AI機能を持つソフトウェアやサービスの導入費を補助します。

これに加えて、設備投資をともなう本格的な自動化なら国の『ものづくり補助金』、地域では愛知県や名古屋市の独自の補助制度が選択肢になります。自社の取り組みが『ソフト中心か、設備投資をともなうか』で、向く制度が変わります。

複数の制度を同じ経費に重ねて使うことは原則できません。まず自社のやりたいことを一つ決め、それに最も合う制度を選ぶのが出発点です。

デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)

中小企業がAIツールを導入するとき、まず候補になるのがこの制度です。2026年度から名称が『デジタル化・AI導入補助金』に変わり、生成AIを活用したシステムなども補助対象として明確化されました。ただし、AI機能があれば自動で対象になるわけではなく、支援事業者がAIツールとして登録・申請したものが対象です。

補助率は基本的に対象経費の2分の1が目安で、導入するシステムの数に応じて補助上限が変わります。申請にはスケジュールがあり、2026年度は一次の申請開始が春先、最初の締め切りはその約1〜2か月後に設定されました。連休を挟むと実質の準備期間は短いため、早めの着手が肝心です。

注意点として、過去にこの補助金を受けた事業者には、賃上げに関する要件が追加されています。要件を満たせないと採択されない、あるいは後から返還を求められる場合があるため、自社で達成できるかを事前に確かめておく必要があります。最新の補助率・上限・締切は必ず公式の公募要領で確認してください。

名古屋市・愛知県の独自の補助制度

名古屋市では、市内の中小企業のデジタル化を後押しする補助制度が用意されています。2026年度は4月中旬から申請受付が始まり、デジタル技術を使った販路開拓や生産性向上の取り組みが対象で、ロボットや自動化装置なども含まれます。

この名古屋市の制度では、申請の前に名古屋市新事業支援センターや名古屋商工会議所でデジタル活用に関する相談を受けることが要件になっています。思い立ってすぐ申請、とはいかないため、相談の予約から逆算して動くことが大切です。

愛知県でも、中小企業のデジタル化・DXを促す補助制度の公募が行われています。県・市の制度は予算枠に達すると早期に締め切られることがあり、募集期間も国の制度とは別です。自社の所在地が名古屋市か県内他地域かで使える制度が変わる点にも注意してください。

対象になる費用・ならない費用

補助の対象になりやすいのは、AIを含むソフトウェアの導入費、クラウドサービスの利用料、関連する設備やロボットの導入費などです。一方で、対象外になりやすい費用もあり、ここを誤解すると見込みが狂います。

たとえば名古屋市や愛知県の制度では、AI研修の受講料や外部講師への謝礼は対象外とされ、補助の中心はソフトや設備の導入費です。AIを『使いこなす人を育てる費用』と『仕組みを導入する費用』は分けて考える必要があります。

区分
対象になりやすいAI・ソフトの導入費/クラウド利用料/設備・ロボット導入費
対象外になりやすい研修受講料/外部講師の謝礼/汎用の通信費・備品

申請を採択につなげる進め方

補助金は『申請すれば必ずもらえる』ものではなく、事業計画の中身で採否が決まります。採択されやすくするコツは、AI導入で何の課題をどれだけ改善するのかを、数字で具体的に示すことです。『生産性向上』のような抽象論ではなく、削減できる作業時間や金額に落とし込みます。

進め方は、①使いたい制度を一つ選ぶ→②(市の制度なら)事前相談を予約する→③対象経費と効果を見積もる→④締切から逆算して書類を準備、という順番が現実的です。一次募集は比較的採択されやすい傾向があるため、スケジュールを押さえて早めに動くと有利です。

費用対効果の試算では、AI導入支援は月10万円〜が一つの目安です。たとえばExcel集計や資料作成の自動化では月40時間・年間約60万円の削減につながった例があり、補助金で初期費用を抑えつつ、削減できる時間×人件費で回収の見通しを立てると判断しやすくなります。詳しい事例は事例ページでも紹介しています。

補助金を使うときの注意点

補助金は後払いが原則です。多くの制度では、先に自社で費用を支払い、実績を報告してから補助金が振り込まれます。手元資金が一時的に必要になるため、資金繰りも合わせて計画しておくと安心です。

採択されたら終わり、でもありません。導入後に効果報告(実績報告)や、一定期間の事業継続が求められる制度が多く、賃上げなどの要件を満たせないと返還を求められることもあります。申請時に約束した内容は、運用フェーズでも守る前提で計画しましょう。

そしてもっとも大切なのは、補助金ありきで進めないことです。本来やるべきAI導入を、自社の課題解決の手段として決め、そこに使える補助金を当てはめる順番が健全です。補助金が取れなくても投資回収できる計画にしておくと、判断を誤りません。

よくある質問

Q名古屋でAI導入に補助金を使うなら、まず何から始めればいいですか?

使いたい制度を一つ選ぶことから始めます。ソフト中心なら国のデジタル化・AI導入補助金、設備投資をともなうならものづくり補助金や市・県の制度が候補です。名古屋市の制度は事前相談が要件のため、予約から逆算して動きましょう。

QAI研修の費用は補助金の対象になりますか?

名古屋市や愛知県の制度では、研修の受講料や外部講師への謝礼は対象外とされることが多く、補助の中心はソフトや設備の導入費です。制度ごとに線引きが違うため、最新の公募要領で対象経費を必ず確認してください。

Q補助金の締切や金額は年度で変わりますか?

変わります。2026年度はIT導入補助金がデジタル化・AI導入補助金に名称変更され、賃上げ要件なども追加されました。補助率・上限・締切は公式の公募要領で最新情報を確認し、一次募集を狙って早めに準備するのが安全です。