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ホームページで集客できない原因の診断手順と打ち手の優先順位

公開:2026/05/18読了目安 約9分執筆:株式会社UniGain
ホームページで集客できない原因の診断手順と打ち手の優先順位のイメージ

ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない。この悩みの原因は、突き詰めると2つしかありません。「そもそも見られていない(流入の問題)」か、「見られているのに行動につながらない(導線の問題)」かです。どちらが原因かを確かめずにデザインを刷新しても、成果は変わりません。この記事では、自分で原因を診断する手順と、流入・導線それぞれの打ち手にどう優先順位をつけるか、そしてリニューアルが必要なケースと改修で済むケースの見極め方を解説します。

「集客できない」の原因は2つに分解できる

集客できないホームページの原因は、①流入の問題(アクセス自体が少ない)と、②導線の問題(アクセスはあるのに問い合わせに至らない)のどちらか、または両方です。この2つは病気でいえば別の症状であり、効く薬もまったく違います。流入が足りないのにフォームを直しても、導線が悪いのに広告費を増やしても、成果は出ません。実際、当社に寄せられるリニューアルのご相談も、この切り分けをするだけで打ち手の候補が半分に絞れることがほとんどです。

最初にやるべきは、自社がどちらの状態かを数字で確かめることです。Googleアナリティクスなどのアクセス解析が入っているなら、月間のアクセス数と問い合わせ件数を確認してください。アクセスがほとんどないなら流入の問題、アクセスはあるのに問い合わせがゼロに近いなら導線の問題と切り分けられます。問い合わせ件数は、フォームの送信通知メールを月ごとに数えるだけでも十分把握できます。

解析ツールが入っていない、見方が分からないという場合でも、次の章の手順でおおよその当たりはつけられます。重要なのは「なんとなく古いから」ではなく、原因に対応した打ち手を選ぶことです。この切り分けだけで、無駄な投資の大半は防げます。対応関係を整理すると、流入の問題にはSEO・MEO・広告、導線の問題にはファーストビュー・CTA・フォームの改善が効きます。それぞれ後の章で順番に解説します。

自分でできる3つの診断手順

専門ツールがなくても、次の3つを確かめるだけで原因の見当がつきます。用意するのはスマートフォン1台だけで、所要時間は15分程度です。ポイントは、社内の事情を知っている自分としてではなく、初めて自社のサービスを探すお客様になったつもりで、検索するところから順番に試すことです。

1と2は流入の問題、3は導線の問題に対応しています。1で自社が出てこなければ、見込み客はそもそもサイトにたどり着けていません。2と3に問題があれば、せっかく来た人を逃しています。この診断は、サイトを作った本人より、サイトに関わっていない社員や家族に頼む方が率直な指摘が出やすいのでおすすめです。

あわせて、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ上に表示される自社情報)が未登録・情報が古いままになっていないかも確認してください。地域で商売をしている会社ほど影響が大きい項目で、営業時間・写真・住所を最新に整えるだけでも、地図経由の問い合わせや来店は変わります。

流入の問題への打ち手:SEO・MEO・広告の使い分け

流入を増やす打ち手は大きく3つです。SEO(検索結果の上位に表示させる施策)は効果が出るまで時間がかかりますが、一度上がれば広告費なしで流入が続く資産になります。MEO(Googleマップ上での上位表示対策)は、店舗や地域密着の商売なら最優先で、登録と情報整備だけならコストもほぼかかりません。Web広告は費用がかかる代わりに即効性があります。

優先順位の付け方は、「商圏」と「急ぎ度」で決めます。商圏が地域に限られるならまずMEO、今月から問い合わせがほしいなら広告、半年先を見据えて土台を作るならSEO、という順番です。当社の支援先では、サイト改善とSEOの継続で検索流入が1.8倍になった例があります。各施策の具体的なやり方は、それぞれ別の記事で詳しく解説しています。

注意したいのは、流入施策はサイトの受け皿が整ってから本格投資する、という順番です。導線に問題があるまま広告費を投じると、せっかくの訪問者が問い合わせずに帰ってしまい、費用だけがかさみます。次の章の導線チェックを先に済ませ、診断で導線側に該当があった場合は、広告の開始をその改修後に回す方が安全です。

導線の問題への打ち手:ファーストビュー・CTA・フォーム

アクセスはあるのに問い合わせがない場合、まず見るのはファーストビュー(ページを開いて最初に見える範囲)です。「誰向けの、何のサイトで、ここで何ができるのか」が3秒で伝わるかを確認してください。きれいなイメージ写真と「未来を創造する」のような抽象的なキャッチコピーだけのトップページは、訪問者が自分に関係があるか判断できず離脱する典型例です。対象顧客・提供サービス・実績を最初の画面に言葉で明記してください。

次にCTA(問い合わせや資料請求など、行動を促すボタンや案内)です。各ページの読み終わり位置に次の行動を置く、スマートフォンでは電話番号をタップで発信できるようにする、フォームの入力項目を名前・連絡先・相談内容程度まで減らす。この3点だけでも問い合わせのハードルは大きく下がります。いきなりの問い合わせは重いと感じる人のために、資料ダウンロードのような軽い行動の選択肢を足すのも有効です。

当社が広告とLP(1ページ完結の販促ページ)を一体で改善した案件では、問い合わせが2.3倍、CPA(問い合わせ1件あたりの広告費)は35%削減できました。改善の内訳は事例ページで紹介しています。ファーストビューとフォームの直し方の詳細は、それぞれ別の記事に譲ります。

リニューアルが必要なケースと改修で済むケースの見極め

原因が分かったら、全面リニューアルか部分改修かを判断します。改修で済むのは、サイトの構造自体は問題なく、キャッチコピー・CTAの配置・フォームの項目数といった「中身」に原因があるケースです。この場合、数万円〜数十万円の部分改修で成果が変わることも珍しくなく、全面リニューアルは過剰投資になります。

一方、スマートフォンで表示が崩れる、自社でお知らせ1つ更新できない、ページを追加できない構造になっている、といった場合は土台の問題なので、改修を重ねるよりリニューアルが合理的です。目安として、こうした土台の問題が2つ以上当てはまるなら、部分改修の積み重ねはかえって割高になりがちです。リニューアルの具体的な進め方と注意点は別の記事で詳しく解説しているので、判断がついた方はそちらを参照してください。

迷ったら「小さく直して、数字で確かめる」が原則です。当社では月10万円〜のマーケティング支援の中で、診断から優先順位づけ、改修や流入施策の実行までを伴走しています。全国オンラインで対応しており、愛知・名古屋の企業は対面での打ち合わせも可能です。まずは現状のサイトの診断からご相談ください。

よくある質問

Qアクセス数はどのくらいあれば「流入は足りている」と言えますか?

業種や商圏によって必要なアクセス数は大きく異なるため、絶対的な基準はありません。判断のコツは件数ではなく「率」で見ることです。毎月一定のアクセスがあるのに問い合わせがゼロに近いなら導線の問題、アクセス自体が月に数えるほどしかないなら、先に流入の施策が必要な状態です。

Q何から手をつければいいか分かりません。最初の一歩は何ですか?

本文で紹介した3つの診断(自社名以外での検索・スマホ表示・問い合わせまでのクリック数)をその場で試すことです。15分もかかりません。検索で出てこなければ流入側、スマホで見づらい・問い合わせが遠ければ導線側から着手します。両方に問題がある場合は、導線を先に直してから流入に投資してください。

Qリニューアルすれば集客できるようになりますか?

デザインの刷新だけでは、ほとんどの場合変わりません。集客できない原因が流入なのか導線なのかを特定し、その原因に効く形でリニューアルや改修を設計することが前提です。逆に原因さえ特定できれば、フォーム改修のような小さな手当てだけで問い合わせが動き始めるケースもあります。