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ホームページリニューアルの進め方|問い合わせを増やす手順を解説

公開:2026/05/29読了目安 約9分執筆:株式会社UniGain
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「問い合わせが来ない」「デザインが古い」という理由だけでリニューアルを決めると、費用と時間をかけたのに成果が変わらないケースが多く見られます。この記事では、リニューアルを検討すべき具体的なサイン・問い合わせが増えない原因の探し方・制作前に整理すること・SEOを落とさない技術的注意点・効果測定の指標まで、中小企業の担当者が実際に動ける手順で解説します。

ホームページのリニューアルを検討すべき4つのサイン

「なんとなく古い」という感覚だけでリニューアルに踏み切ると、デザインは刷新できても問い合わせ数が変わらないという結果になりがちです。投資対効果を出すには、「今のサイトで何が損失になっているか」を数字で確認してから動くことが重要です。

最初に確認したいのがモバイル対応です。Googleアナリティクスのデバイス別セッションを見て、スマートフォン比率が50%を超えているのにスマホ表示が崩れていたり、ページの読み込みに3秒以上かかっていたりする場合は、問い合わせ機会を日常的に失っている状態です。PageSpeed InsightsでモバイルスコアがConsistently poor(49以下)であれば、リニューアルの優先度は高いと判断できます。

次に確認するのがコンバージョン率(CVR)です。サイト全体の問い合わせ率が1%を下回り、かつ流入数は確保できているなら、デザインや導線の問題である可能性が高いです。一方、流入自体が少ない場合はリニューアルより先にSEOや広告の施策を検討する方が効率的です。リニューアルとSEO・集客施策の役割分担を最初に整理しておくことで、無駄な投資を防げます。

問い合わせが増えない原因の見つけ方|データで仮説を立てる

リニューアルの方向性を決める前に、「どのページで・どの段階で」ユーザーが離脱しているかを特定する必要があります。Googleアナリティクス4(GA4)のファネル分析やランディングページレポートを使えば、無料で大部分の原因に当たりをつけられます。

特に見るべきはサービスページの滞在時間と直帰率です。サービスページの平均滞在時間が30秒未満の場合、「読んでもらえていない」か「欲しい情報が見つからない」かのどちらかです。Hotjar(無料プランあり)などのヒートマップツールでスクロール深度を確認すると、どの位置でユーザーが読むのをやめているかが視覚的にわかります。

問い合わせフォームのコンバージョンデータも必ず確認します。フォームページへの遷移数は多いのに送信完了数が少ない場合は、フォームの入力項目が多すぎる・必須項目が不明確・エラーが出やすいといった技術的・UX的な問題が原因であることが多いです。このような場合、サイト全体のリニューアルより「フォームの改修だけ」で問い合わせ数が大きく改善するケースもあります。

制作前に整理すべき訴求と導線|「誰に・何を・どう動いてほしいか」を決める

デザインや構成の指示書を制作会社に渡す前に、「自社の強みは何か」「どの顧客層に来てほしいか」「最終的にどんな行動を起こしてほしいか」の3点を社内で合意しておく必要があります。この段階をすっ飛ばすと、制作会社への修正依頼が増え、追加費用と納期遅延の原因になります。

訴求の整理では、競合他社との差別化ポイントを言語化することが先決です。「丁寧な対応」「地域密着」といった表現は競合も同じことを言っているため差別化になりません。「納品後3ヶ月間の修正対応が無料」「見積もりから3営業日以内に回答」など、具体的で検証可能な強みに絞って打ち出すことが、問い合わせ数を左右します。

導線設計では、トップページからサービスページ→事例・実績ページ→問い合わせページへの動線を3クリック以内に収めることを目安にします。特にBtoB向けサイトでは、問い合わせへのハードルを下げるために「まず資料請求」「無料相談から」という中間CVポイントを設けると効果的です。UniGainが支援した事例でも、問い合わせフォームに加えて無料相談CTAを追加した改善によりCV率が1.2%から2.8%に向上した実績があります(事例の詳細は事例ページをご覧ください)。

SEOを落とさないリニューアルの注意点|URLとリダイレクト設定

リニューアルで最も多い失敗が「SEO評価のリセット」です。旧サイトで検索上位に表示されていたページのURLを変更したまま、リダイレクト設定を怠ると、Googleが新しいURLを再評価するまで数ヶ月間、検索流入がゼロに近い状態になることがあります。リニューアル後に「なぜかアクセスが激減した」という相談の大半はこれが原因です。

対策として必ず実施すべきなのが、旧URLから新URLへの301リダイレクト設定です。URLを変更する必要がある場合は、旧URL→新URLの対応表(リダイレクトマップ)を制作会社と事前に作成し、公開前に全件テストしておきます。また、サイト全体のURLを変えない選択肢も有効です。ページのデザインや内容だけを変え、URLはそのまま維持すれば、SEE評価を引き継ぎながらリニューアルできます。

CMSやサーバーを移行する場合はさらに注意が必要です。独自ドメインの移管・HTTPからHTTPSへの切り替え・サーバー移転が重なると、設定ミスが起きやすくなります。特にHTTPS化に対応していないサイトはGoogleのセキュリティ警告対象になるため、移行と同時にSSL証明書の設定を確認してください。また、リニューアル後はGoogleサーチコンソールで新しいURLのインデックス登録を手動でリクエストし、クロールエラーが発生していないかを毎日確認する習慣をつけましょう。

リニューアル時のSEOチェックリストとして、下記を公開前に必ず確認してください。

確認項目実施タイミング担当
301リダイレクト全件テスト公開前制作会社
title・h1の重複チェック公開前制作会社
XML sitemap送信公開当日担当者
クロールエラー確認公開後毎日(1週間)担当者
PageSpeedスコア確認公開後担当者

リニューアル後に見るべき5つの指標|数字で効果を判断する

リニューアル後の評価を「なんとなくきれいになった」という主観で終わらせると、次のPDCAが回りません。公開後は少なくとも4週間、下記の指標を週次でモニタリングし、旧サイトとの比較データを残しておくことが重要です。

最優先で確認するのは問い合わせ件数(コンバージョン数)と問い合わせ率(CVR)です。流入数が変わらなくてもCVRが上がれば、リニューアルの目的は達成しています。逆に流入が増えてもCVRが下がった場合、ターゲット外の訪問者が増えているか、新サイトのサービス説明に問題がある可能性があります。

次に見るのがオーガニック検索の流入数です。Googleサーチコンソールで「旧サイト公開前後3ヶ月の比較」をし、主要キーワードの順位が落ちていないかを確認します。リダイレクト設定が正しくできていれば、公開後2〜4週間で旧サイトと同等の評価に戻ることが多いです。それ以上たっても改善しない場合は、技術的なSEO設定のミスを疑って専門家に確認を依頼してください。

よくある質問

Qホームページのリニューアルにかかる期間はどれくらいですか?

要件定義から公開まで、一般的な中小企業向けサイトで2〜4ヶ月が目安です。ページ数が多い・ECや予約システムと連携する・写真撮影が必要などの場合は4〜6ヶ月かかることもあります。社内の確認フローや担当者の対応速度も納期に直結するため、制作会社との契約前にスケジュール感をすり合わせておくことが重要です。費用感については別記事をご参照ください。

Qリニューアルせずに部分改修だけで問い合わせを増やすことはできますか?

可能です。特に「問い合わせフォームの改修」「CTA(行動喚起ボタン)の位置・文言の変更」「スマートフォン表示の崩れ修正」は、サイト全体のリニューアルをせずとも短期間・低コストで実施でき、CVRに直接影響します。まずGA4やヒートマップで原因を特定し、改修対象を絞り込んでから着手するのが費用対効果の高い進め方です。

Q制作会社に依頼する場合、何を最初に伝えればよいですか?

「現状の課題(数字)」「ターゲット顧客像」「リニューアル後に増やしたい問い合わせの種類(商品購入・資料請求・電話など)」「予算と公開希望時期」の4点をまとめておくと、見積もりの精度が上がり、複数社の比較がしやすくなります。制作会社の選び方については別記事で詳しく解説しています。