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Google星評価の計算方法と上げ方|3.7から4.5に必要な口コミ件数の出し方

公開:2026/07/18読了目安 約12分執筆:株式会社UniGain
Google星評価の計算方法と上げ方|3.7から4.5に必要な口コミ件数の出し方のイメージ

Googleの口コミの星は、投稿された全評価の合計点をレビュー件数で割った平均値で、小数点第1位で表示されます。たとえば現在3.7点・50件の店舗が4.5点まで上げるには、新たに星5の評価が80件、合計130件必要になる計算です。本記事では星評価の計算式と、自分の店の数字で計算できるシミュレーション表、サクラに頼らない正攻法までを解説します。

Googleの口コミの星(評価)はどうやって計算される?

Googleビジネスプロフィールに表示される星の数(クチコミスコア)は、そのビジネスに投稿された★1〜★5の評価をすべて合計し、レビュー件数で割った単純平均です。Googleのヘルプセンターでも「クチコミスコアは公開されているすべての評価の平均値」と説明されており、特定の口コミだけを重み付けする仕組みではありません。

計算式にすると「星の合計点÷件数=平均評価」です。たとえば★5が10件、★3が5件なら、合計点は5×10+3×5=65、件数は15件なので、平均は65÷15=4.33…となります。画面上は小数点第1位までで表示され、実務上は四捨五入で丸められると理解されていますが、Googleは丸めの詳細アルゴリズムを公表していません。

新しい口コミを投稿しても、画面のスコアがすぐには更新されないことがあります。Googleのヘルプでは、クチコミスコアの反映に時間がかかる場合があるとされているため、施策の効果測定は投稿直後ではなく、数日から2週間ほど間をおいて確認するのが実務的です。

この計算方法さえ分かれば「今の星を目標の点数まで上げるには、あと何件の高評価が必要か」を、感覚ではなく数字で見積もれるようになります。次の章では、実際に使える計算式と、自分の店の数字を当てはめて確認できるシミュレーション表を紹介します。

目標の星評価に上げるには★5が何件必要か|計算式

星評価を目標の点数まで上げるのに、あと何件の★5評価が必要かは、勘に頼らなくても事前に計算できます。必要なのは「現在の平均点」「現在の件数」「目標の平均点」の3つの数字だけで、自店のGoogleビジネスプロフィールを開けばすぐに確認できます。現在の平均をP、現在の件数をn、目標平均をTとすると、必要な★5件数Nは次の式で求められます。

N=n×(T-P)÷(5-T)を計算し、小数点以下を切り上げた数値。目標平均が高いほど分母(5-T)が小さくなるため、Nは急に増えます。この式は「現在の合計点(P×n)」と「目標達成に必要な合計点(T×新件数)」の差を、★5評価1件が生む効果(5-T点)で割っている、と考えると理解しやすくなります。

たとえば現在3.7点・50件の店舗が4.0点を目指す場合、N=50×(4.0-3.7)÷(5-4.0)=50×0.3÷1=15件です。検算すると、合計点は185(3.7×50)から185+5×15=260に、件数は50から65に増え、260÷65=4.00と、ちょうど目標に到達します。

同じ式で目標を4.5点にすると、N=50×(4.5-3.7)÷(5-4.5)=50×0.8÷0.5=80件になります。目標が上がるほど分母が小さくなり、必要な件数が跳ね上がることが数字からも分かります。この式はスプレッドシートに入れておくと、毎月の数字を入れ替えるだけで再計算できる計算シートになります。次の章では、目標ごとの必要件数を表にまとめて比較します。

シミュレーション表|3.7点・50件の店舗が4.0/4.3/4.5に上げるには

先ほどの計算式に、目標平均を4.0・4.3・4.5と当てはめると、必要な★5の件数は次の表のとおりです。現在3.7点・50件を前提に、すべて実際に計算し直して検算済みの数値です。自店の現在の平均点・件数を式のP・nに置き換えれば、同じ考え方でそのまま計算できます。

注目したいのは、必要件数の増え方です。3.7→4.0(0.3点)には15件で足りますが、4.0→4.3(0.3点)にはさらに28件、4.3→4.5(0.2点)にはさらに37件が必要になります。上げ幅は小さくなっているのに、必要な件数はむしろ増えているのが分かります。

これは分母(5-T)が小さくなるほど、★5評価1件あたりの押し上げ効果が薄まるためです。件数が少なく平均も低いうちに星を上げるほうが少ない件数で済み、放置して母数が増えるほど、後から同じ0.1点を上げるのに必要な件数は重くなっていきます。早めに手を打つほど有利、というのがこの表から読み取れる実務上の結論です。

目標平均必要な★5の追加件数追加後の合計件数追加後の実際の平均
4.015件65件4.00
4.343件93件約4.30(400÷93)
4.580件130件4.50

Googleの星評価は何点が基準?平均点と利用者が見ている件数

Googleは業種ごとの平均点や「何点以上が良い」という公式の基準を公表していません。目安になるのは利用者側の調査データです。イクシアス株式会社が2025年1月に実施した飲食店選びの調査(直近3か月に外食した20〜60代の男女500人)では、行きたいと思う口コミ点数の基準として「3.8以上」を挙げた人が49.6%と約半数を占めました。内訳は「4.0」が最多で26.0%、次いで「3.8」が14.2%です。

同じ調査で「星の点数は気にしない」と答えた人も23.0%いました。点数だけで来店が決まるわけではなく、件数もあわせて見られています。信用できる口コミ件数は「30件以上」が51.4%、うち「101件以上」が30.6%で、点数が高くても件数が一桁台では判断材料にされにくいことが読み取れます。平均点と件数はセットで目標を置くのが実務的です。

実際に付いている星の分布も参考になります。BrightLocalが26業種・93,845件のローカルビジネスを分析した「Google Reviews Study」(2018年)では、平均は4.42、4点台から5点が61%を占め、3点未満は5%でした。米国中心のやや古い調査なので数値をそのまま日本に当てはめることはできませんが、星は4点台に集中し、3点台は分布の下側に入るという傾向をつかむ材料になります。

自店の目標は、この2つの数字を組み合わせて決めます。まず3.8を割らないことを守りの下限に置き、その上で件数30件以上を早めに超えることを当面の目標にします。ホテルや自動車販売のように厳しめの評価が付きやすい業種で、全体平均の4.42をそのまま目標に据えると必要件数が現実離れするため、業種の相場に合わせて置き直してください。

利用者が基準にしている水準そう答えた割合
【点数】3.8以上を基準にする(合計)49.6%
【点数】基準は4.026.0%
【点数】基準は3.814.2%
【点数】気にしない23.0%
【件数】30件以上で信用できる(合計)51.4%
【件数】101件以上で信用できる30.6%

4.5は高すぎる目標?利用者の足切りラインから逆算する

海外の消費者調査を見ると、足切りのラインはさらに上に置かれています。BrightLocalの調査「Local Consumer Review Survey 2026」(米国の成人1,002人が対象)では、4.5以上の店しか使わないと答えた人が31%、4.0以上を最低条件とする人が68%でした。

この数字を実務の基準に置き換えると、まず4.0を割らないことが最低ライン、その次の目標が4.5になります。4.5は理想論ではなく、回答者の3割にとっては足切りの水準です。同調査は米国の消費者が対象なので日本の数字とそのまま同じではありませんが、星が来店前の足切りに使われている構図は共通しています。

付きやすい点数は業種によって差があります。自店の目標を決めるときは、Googleマップで「地域名+業種」を検索し、上位に出てくる競合の星の数と件数を並べて確認してください。周辺の同業が4.2前後なら、いきなり4.5を狙うより、まず4.3を目標に置くほうが必要件数も現実的な範囲に収まります。

利用者が求める最低評価そう答えた割合
4.5以上の店しか使わない31%
4.0以上を最低条件とする68%

件数を増やす前に確認したいこと|サクラ・報酬付き依頼はポリシー違反

必要な件数が分かると「早く埋めたい」という気持ちが先に立ちますが、Googleは虚偽の口コミや報酬に基づく口コミを重く取り締まっています。なりすまし投稿や、割引・謝礼と引き換えの依頼は虚偽エンゲージメントに関するポリシー違反にあたり、該当する口コミの削除に加えて、一定期間新しい口コミを受け付けられなくなるなど、ビジネスプロフィール自体に制限がかかる恐れがあります。

「星5でお願いします」のように評価の内容を指定する依頼も同様にNGです。依頼していいのは「口コミを書いてもらうこと」までで、内容や評価の点数を誘導することはできません。計算式で出た必要件数を、そのまま依頼数の目標として現場に伝えてしまうと、達成を急ぐあまり指定依頼に踏み込んでしまいがちなので注意してください。

実際の支援現場でよくあるのは、計算した目標件数だけが独り歩きして、スタッフに星5を指定して依頼させてしまうケースです。短期間に不自然な高評価が集中すると、Google側の不正検知にかかり、口コミがまとめて無効化されたり、プロフィールに機能制限がかかったりするリスクもあります。計算式はあくまで「あとどれくらい必要か」を把握するための目安として使い、集め方は次章で紹介する正攻法を守ることが前提です。

星を安全に上げる正攻法|依頼の声かけと低評価対応をセットで進める

計算式が示すのは必要な件数であって、集め方ではありません。安全に星を上げる王道は、満足度がピークに達した会計時や施術直後に一言で口コミを依頼し、QRコードで投稿の手間をなくすことです。依頼の言葉やQRコードの作り方は、関連記事「Googleの口コミの増やし方」で具体的な手順をまとめています。

平均は分子(合計点)と分母(件数)の両方で決まるため、新規の高評価を増やすだけでなく、届いた低評価への対応も平均を守るうえで欠かせません。感謝→お詫び→事実確認の順で早めに返信すると、新規の低評価そのものを減らせるケースもあります。返信文の作り方はAI活用も含め、関連記事で扱っています。

当社(UniGain)のマーケティング支援(月15万円〜)では、口コミ・MEO対策とWeb導線の見直しを組み合わせて支援しており、Googleマップ対策を含む取り組みで問い合わせ2.3倍・広告CPA35%削減につながった事例があります。具体的な内容は事例ページで紹介しています。

計算式とシミュレーション表で目標件数を可視化し、月次で実際の平均点と照らし合わせながら声かけ・返信を積み重ねる。件数だけを追うのではなく、平均点そのものを毎月記録して式の前提(P・n)を更新していく。この運用を続けることが、遠回りに見えて最も再現性の高い星の上げ方です。

よくある質問

QGoogleの口コミの星(平均評価)はどんな計算式で決まりますか?

星の合計点をレビュー件数で割った単純平均で、小数点第1位まで表示されます。★5が10件・★3が5件なら合計65点÷15件で平均4.33、表示は4.3です。目標平均に必要な★5件数は「現在件数×(目標平均-現在平均)÷(5-目標平均)」を切り上げて計算できます。

Q口コミの件数が多い店舗ほど星は上げにくいですか?

はい。件数が増えるほど1件あたりの影響力が下がるため、同じ0.1点を上げるのに必要な件数は加速度的に増えます。3.7点・50件の店舗では、4.0点まで15件、4.3点まで43件、4.5点まで80件の★5評価が必要になる計算です。

Q星を早く上げるためにスタッフや知人に星5を頼んでもいいですか?

いいえ、避けてください。特定の評価を指定した依頼やなりすまし投稿はGoogleの虚偽エンゲージメントポリシー違反にあたり、口コミの削除やビジネスプロフィールの機能制限につながるおそれがあります。件数を稼ぐより、満足直後の自然な依頼と低評価への丁寧な返信を積み重ねる方法が安全です。

QGoogleのホテルに付いている星は口コミの評価と同じですか?

いいえ、別の指標です。ホテル検索に表示される1〜5つ星は施設のグレードを示す「ホテルクラスの評価」で、Googleはサードパーティパートナーの情報や、料金・所在地・部屋の広さ・設備などから機械学習で推定していると説明しています。公式ヘルプでもホテルクラスの評価とクチコミ評価は異なると明記されており、口コミの平均点とは別に表示されます。