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ファインダビリティスコアとは|計算方法とスコアを上げる進め方

公開:2026/07/11読了目安 約7分執筆:株式会社UniGain
ファインダビリティスコアとは|計算方法とスコアを上げる進め方のイメージ

ファインダビリティスコアとは、狙いたいキーワード群における自社サイトの検索順位を点数化し、合算して「見つけやすさ」を測るSEO指標です。順位が高いキーワードほど高得点を割り当て、対象キーワード全体の合計点でサイトの露出度を評価します。Google公式の指標ではなく、ミエルカ(MIERUCA)やGRCといったSEOツールが提供する集計機能として使われています。この記事では算出方法の仕組み、スコアを改善する具体的な手順、そしてAI検索時代に広がりつつある「見つけられやすさ」の新しい論点まで整理します。

ファインダビリティスコアとは何を測る指標か

ファインダビリティスコアとは、狙いたいキーワード群に対する自社サイトの検索順位を点数化し、合計してスコアにする指標です。単体のキーワードの順位ではなく、対象キーワード全体で見たときにサイトが「どれだけ見つけやすい状態にあるか」を一つの数字で把握できる点が特徴です。

順位が高いキーワードほど高い点数を割り当て、圏外(対象順位に入らない)のキーワードは0点として扱うのが基本の考え方です。合計点をキーワード数×満点で割ってパーセンテージにする使い方も一般的で、100点に近いほどサイト全体の露出度が高いと判断できます。

実際の支援現場でよくあるのは、Googleサーチコンソールを見ると、専用の記事を用意していないキーワードでも一定の表示回数が発生しているケースです。狙って書いていないのに検索結果には出ているものの、平均順位が30位台にとどまり、クリックにはほとんど結びついていない状態です。ファインダビリティスコアは、こうした「表示はされているが見つかりにくい」状態をキーワード単位ではなくサイト全体の合計点として可視化する考え方だといえます。

ファインダビリティスコアはどう計算する?

算出の手順はシンプルです。①ユーザーが検索しそうなキーワードを一覧で決める、②各キーワードの検索順位を取得する、③順位に応じてポイントを付与する、④全キーワードのポイントを合計する、という4ステップで進めます。ポイントの付け方は「1位に最高点、圏外は0点」とし、順位が下がるほど点数も下がる配分が一般的です。

検索順位チェックツール『GRC』では、この考え方を『サイトスコア』という調査項目名で提供しています。たとえば満点を10位までに設定した場合、1位に10点、10位に1点、11位以下は0点を割り当て、実際のキーワードごとの得点を合計して満点で割った数値を算出する仕組みです(出典:GRCリファレンスマニュアル用語集)。

注意したいのは、この計算方法が検索ボリューム(月間検索数)を加味していない点です。月間検索数が数千あるキーワードで1位を取った場合と、数十しかないロングテールキーワードで1位を取った場合が、スコア上は同じ点数として扱われます。合計点だけで一喜一憂せず、キーワードをカテゴリやテーマでまとめて『カタマリ』で見る、競合サイトのスコアと並べて比較するといった使い方が実務的です。

順位帯スコアの目安状態の解釈
1位満点検索結果の最上部でほぼ確実に見つけられる
2〜10位満点よりやや低い点数1ページ目に表示され発見されやすい
11位以下(圏外)0点2ページ目以降でほとんど見られない

ファインダビリティスコアを測るツールと使い分け方

ファインダビリティスコアを提供する代表的なSEOツールが、Faber CompanyのミエルカSEO(MIERUCA)です。ミエルカは2015年に、競合サイトのファインダビリティスコアを最大9サイトまで同時に監視できる機能をニュースリリースしており、自社と競合の順位比較やテーマ別の露出度の差分を自動で毎日モニタリングできる点が特徴です(出典:Faber Company ニュースリリース、2015年)。

もう一つの代表格が検索順位チェックツール『GRC』です。GRCは前述の『サイトスコア』機能でファインダビリティスコアに相当する集計を行え、キーワードごとの日次順位データをもとにサイト全体の強さの推移を確認できます。順位計測ツールとして中小企業でも導入しやすい価格帯で使われている点が特徴です。

使い分けの目安としては、コンテンツマーケティングの効果を競合と比較しながら継続的にレポーティングしたいならミエルカ、まずは自社サイトの順位を日次で安定的に計測し、簡易的にスコア化したいならGRCが選択肢になります。どちらのツールも、対象キーワードの一覧を自社で用意することが前提になる点は共通しています。

ファインダビリティスコアを改善する5つの手順

ファインダビリティスコアは、闇雲に記事を増やしても上がりません。スコアが低いキーワード群を特定し、優先順位をつけて対策する順番が重要です。改善の流れは次の5ステップで整理できます。

特に効果が出やすいのは、③のように『表示はされているが専用記事がない』キーワードへの対応です。すでに一定の表示回数があるということは、Googleがそのキーワードとサイトを何らかの形で関連づけているサインでもあります。専用ページを新設するだけで、ゼロから記事を作るよりも短期間で順位が動くケースが実際の支援現場でも見られます。

改善のサイクルは1回で終わらせず、月次でスコアを再計測して比較する運用にすることが大切です。順位は検索エンジンのアルゴリズム更新や競合の動きでも変動するため、単発の計測では改善の効果なのか外部要因なのか判断がつきません。当社のマーケティング支援でも、内部リンクの再設計や記事構成の見直しを含む継続的な改善によって検索流入が1.8倍になった事例があり、詳しくは事例ページで紹介しています。

AI検索時代の「見つけやすさ」とファインダビリティスコアの関係

ファインダビリティスコアという言葉自体は、あくまで検索順位を点数化するSEOツールの指標として定義されたものです。一方で近年は、ChatGPTのようなAIチャットやGoogleのAI Overviewが検索結果の一部を占めるようになり、『AIに情報源として見つけてもらえるかどうか』という、広い意味での見つけやすさも重要な論点になってきています。

AI OverviewやChatGPTの回答の多くは、Webの検索インデックスを参照して情報源を選んでいます。つまり、ファインダビリティスコアを高めて検索結果での露出を増やすことは、そのままAIに参照される土台を固めることにもつながります。従来のSEO指標としての意味を保ちながら、AI検索での引用のされやすさまで視野に入れて記事を整備するのが、これからの実務的なアプローチです。

AIにおすすめされる・引用されるための具体的な対策(口コミの整備やサイトの構造化など)は扱う範囲が広いため、別記事の店舗がChatGPTでおすすめされる方法で詳しく解説しています。ファインダビリティスコアの改善と合わせて取り組むことで、検索とAIの両方から見つけてもらえるサイトに近づきます。

よくある質問

QファインダビリティスコアはGoogleが公式に発表している指標ですか?

いいえ、Google公式の指標ではありません。GRCやミエルカ(MIERUCA)といったSEOツールが、検索順位のデータをもとに独自に点数化して提供している集計指標です。Googleアナリティクスやサーチコンソールには同名の指標は存在しないため、混同しないよう注意してください。

Qファインダビリティスコアは自社でも計算できますか?

計算できます。対象キーワードと自社サイトの検索順位さえ分かれば、順位に応じたポイント表をExcelやスプレッドシートに作り、合計するだけでスコア化できます。手作業が負担な場合は、GRCの『サイトスコア』機能やミエルカの自動集計機能を使うと日次で効率化できます。

Qファインダビリティスコアが低い記事は削除すべきですか?

低いからといってすぐに削除する必要はありません。表示回数があるのに専用ページがない、あるいは順位が伸び悩んでいるだけのキーワードも多く、見出しの見直しや内部リンクの追加で改善する余地が大きいためです。まずはタイトル・見出し・本文の強化を試し、それでも改善しない記事だけ統合・削除を検討します。